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地球規模の循環型社会の実現に向けて

2010年、地球上では約10億台の自動車が走っているといわれています。そのうち約3割が日本車なのです。その内、年間約100万台の中古車が日本から世界に向け輸出されています。そして、私たちは、年間2万台以上のエンジンを海外へ輸出しています。
輸出する側から見れば、日本で使われないものが、海外で再使用されることは環境・リサイクルの観点からとても良いことのように思われます。

しかし、それを受け入れる輸入国はどうなっているでしょうか。

日本やドイツなどヨーロッパ諸国では、環境に対する関心が高く、自動車リサイクルについての法整備や、インフラ整備が整っており、いわば、環境先進国となっています。
しかし、中古車、中古自動車部品を輸入する国の多くは、このような整備が整っていないのが現状です。とはいえ、日本製の中古車、中古自動車部品は、性能がよく、貴重品であるが故、人気が高く、ボロボロになって本当に使えなくなるまで、何度も何度も修理され、使いまわされています。そういう意味では、循環型社会となっているわけですが、最後の最後は、回収されず、廃棄されています。

さらに、東南アジア諸国、中国の急速な経済発展に伴い、途上国では爆発的に車の数が増えており、数年後には、使用済み自動車の大量廃棄の問題に直面することになります。
これからは、自動車立国として経済発展を遂げ、全世界へ自動車を供給する者として、世界でも類のない自動車リサイクルシステムを作り上げた環境先進国の一員として、中古車、中古自動車部品を輸出する者の一人として、途上国に対し、来るべき自動車リサイクル社会の支援をするのが私たちの役割だと思います。

そこで、私たちは内閣府認証NPO法人RUMアライアンス(全国自動車リサイクル業者連盟)を2003年に創設しました。主な活動を紹介します。

2005年に愛地球博に出展し、経済産業省リサイクル室長、トヨタ自動車環境部長、日産自動車リサイクル推進室長などをお招きし、環境シンポジウムを行いました。
2006年には第1回国際リサイクル会議を開催、国連環境計画(UNEP)の専門家たちと世界規模での使用済み自動車の適正処理問題について討議しました。
2007年には、IREC(International Recycling Education Center)国際リサイクル教育センターを開設。国際協力機構(JICA)とも連携し、国際的な自動車リサイクル技術者の養成を行っています。

2008年は、第2回国際リサイクル会議を開催、国連工業開発機関(UNIDO)の協力の下、途上国の大使、書記官28名をお招きして、発展途上国におけるリサイクルビジネスの未来について討議しました。
2009年は、中国大連において、第3回国際リサイクル会議を開催、中国における自動車リサイクルの在り方を討議しました。

私たちは、自動車リサイクルを通して、地球規模での永続的な循環型社会構築の一翼を担い、この美しい地球を子孫に残したいと願っています。そして、その過程においての、国際的な対話、協調の中で、紛争のない平和な社会が訪れることを願ってやみません。

Ask not what your country can do for You. Ask what you can do for your country.
国があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが、国のために何ができるかを問おうではないか。 ジョン・F・ケネディ

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